こんにちは。タスです。
3年前くらいから東野圭吾作品にハマり始めて、一時期池井戸潤に浮気もしたんですが最近はまた書店で手に取る文庫は大体東野圭吾作品です。
これまで私が読んだ東野圭吾作品は22冊。
東野圭吾の本はもうどれを読んでも外れなしで面白いのですが、特に印象に残っているおすすめ作品10冊を紹介したいと思います!
作品がたくさんありすぎてどれを選べばいいかわからない方のために、少しでも参考になれば嬉しいです。
おすすめ10選 ※順不同
パラドックス13
あらすじ
13時13分13秒、街から人が消えた。無人の東京に残されたのは境遇も年齢も異なる13人の男女。なぜ彼らが選ばれたのか。大雨と地震に襲われる瓦礫の山と化した街。そして生き抜こうとする人達の共通項が見えてくる。世界が変われば善悪も変わる。殺人すらも善となる。極限状態で見えてくる人間の真理とは。
感想
もしかするとメジャーどころのチョイスではないかもしれないけど一番印象に残っているのがこの本。
世界観が壮大で最初から最後までハラハラドキドキさせられます。
なぜまだ映像化されていないのか不思議な本です。
危険なビーナス
あらすじ
独身獣医の伯朗のもとに、かかってきた一本の電話−−−「初めまして、お義兄様っ」。弟の明人と最近、結婚したというその女性・楓は、明人が失踪したといい、伯朗に手助けを頼む。原因は明人が相続するはずの莫大な遺産なのか。調査を手伝う伯狼は次第に楓に惹かれていくが。恋も謎もスリリングな絶品ミステリー。
感想
2020年にドラマ化もされています。
主人公がずっと抱いている違和感が最後はいい方向で解決するので読んだ後はホッとできる小説です。
東野圭吾作品に出てくる女性は美女設定ばかりなのでドラマにしがいがありますね。
人魚の眠る家
あらすじ
「娘の小学校受験が終わったら離婚する」。そう約束していた播磨和昌と薫子に突然の悲報が届く。娘がプールで溺れた―。病院で彼等を待っていたのは、“おそらく脳死”という残酷な現実。一旦は受け入れた二人だったが、娘との別れの直前に翻意。医師も驚く方法で娘との生活を続けることを決意する。狂気とも言える薫子の愛に周囲は翻弄されていく。
感想
こちらも2018年に映画化されています。
母の子に対する愛情がストーリーのメインの柱なのですが、読んだ当時は「狂ってるな…」と感じずにはいられませんでした。
個人的には娘を妊娠中なので産んだ後に読めばまた感想が変わるかもしれないと思っています。
パラレルワールド・ラブストーリー
あらすじ
親友の恋人を手に入れるために、俺はいったい何をしたのだろうか。「本当の過去」を取り戻すため、「記憶」と「真実」のはざまを辿る敦賀崇史。錯綜する世界の向こうに潜む闇、一つの疑問が、さらなる謎を生む。精緻な伏線、意表をつく展開、ついに解き明かされる驚愕の真実とは!?傑作長編ミステリー。。
感想
こちらも2019年に映画化されています。(映画化されている作品のなんと多いことよ!)
現実とパラレルワールドが入り乱れる様は映像でも面白いでしょうね。
恋愛模様もメインになっていて面白かったです。
まだ映画は見れていないので時間を見つけて見ようと思います。
レイクサイド
あらすじ
妻は言った。「あたしが殺したのよ」―湖畔の別荘には、夫の愛人の死体が横たわっていた。四組の親子が参加する中学受験の勉強合宿で起きた事件。親たちは子供を守るため自らの手で犯行を隠蔽しようとする。が、事件の周囲には不自然な影が。真相はどこに?そして事件は思わぬ方向に動き出す。傑作ミステリー。
感想
この本も人魚の眠る家同様親から子への感情が肝となって動いていくお話なのですが、最後の後味の悪さが何とも言えない小説でした。
それでいいのか、大人たちよ・・・というのが私の感想です。
だけどこれも子供を持つとわかる感情なのかな。時間を見つけて再読したいです。
流星の絆
あらすじ
何者かに両親を惨殺された三兄妹は、流れ星に仇討ちを誓う。14年後、互いのことだけを信じ、世間を敵視しながら生きる彼らの前に、犯人を突き止める最初で最後の機会が訪れる。三人で完璧に仕掛けはずの復讐計画。その最大の誤算は、妹の恋心だった。涙があふれる衝撃の真相。著者会心の新たな代表作。 –このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
感想
言わずと知れた名作です!当然ドラマ化もされています。
人の醜い面に振り回されてきた三兄弟が不憫な一方、その裏では三兄弟が想像しえなかったような事実がたくさん隠れていて、最後の結末には本当に驚かされました。
これはハッピーエンドだと私は思っています。自信を持って万人におすすめできる一冊です。
容疑者Xの献身
あらすじ
天才数学者でありながら不遇な日日を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、二人を救うため完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。
感想
有名な探偵ガリレオシリーズの一作です。2008年に映画化されています。
冒頭から読者側には犯人は分かっているのですが、天才対天才対決というテーマなだけあって最後まで騙され続けました。
ここまで深く人を愛することができるってすごいなあ…と思わずにいられない作品でした。
恋のゴンドラ
あらすじ
都内で働く広太は、合コンで知り合った桃美とスノボ旅行へ。ところがゴンドラに同乗してきた女性グループの一人は、なんと同棲中の婚約者だった。ゴーグルとマスクで顔を隠し、果たして山頂までバレずに済むのか。やがて真冬のゲレンデを舞台に、幾人もの男女を巻き込み、衝撃の愛憎劇へと発展していく。文庫特別編「ニアミス」を収録。
感想
冬のゲレンデが舞台の短編集です。他にも何作かゲレンデが舞台になっている作品があるところを見ると、多分東野先生はウィンタースポーツがお好きなんでしょうね(笑)
一つめの「ゴンドラ」という話なんてもう最低最悪なんですが、それでも主人公と一緒にハラハラできて面白いです。オチも面白いです。
極度に緊張せずにすらすら読めるので長編小説が苦手な方もぜひ。
聖女の救済
あらすじ
資産家の男が自宅で毒殺された。毒物混入方法は不明、男から一方的に離婚を切り出されていた妻には鉄壁のアリバイがあった。難航する捜査のさなか、草薙刑事が美貌の妻に魅かれていることを察した内海刑事は、独断でガリレオこと湯川学に協力を依頼するが…。驚愕のトリックで世界を揺るがせた、東野ミステリー屈指の傑作。
感想
こちらもガリレオシリーズの一作。女ってこわ!となります。
ガリレオをも驚かせるトリックから感じる執念とか、そもそもの動機とか、結末とか、東野先生はよくこんなに女心がわかるなあ・・・と感心しました。
マスカレード・ホテル
あらすじ
都内で起きた不可解な連続殺人事件。容疑者もターゲットも不明。残された暗号から判明したのは、次の犯行場所が一流ホテル・コルテシア東京ということのみ。若き刑事・新田浩介は、ホテルマンに化けて潜入捜査に就くことを命じられる。彼を教育するのは、女性フロントクラークの山岸尚美。次から次へと怪しげな客たちが訪れる中、二人は真相に辿り着けるのか!?いま幕が開く傑作新シリーズ。
感想
この作品も2019年にドラマ化されています。ホテルを舞台にした事件がテーマ。
一体誰が犯人なのか最後まで分からず、私はすっかり騙されてしまいました・・・
主人公の二人がどちらもその道のプロ中のプロなので補い合って事件が解決されるさまが読んでいて気持ちよかったです。
まとめ
以上がこれまで私が読んできた作品で特に印象に残ったものとなります。
こうして見ると映像化されている作品が本当に多い!さすがです。
東野圭吾作品というと推理小説をイメージされる方が多いと思いますが、恋愛や人の感情がメインの話で面白いものもたくさんあります。さすがです。
一度東野圭吾にはまると読むべき小説がたくさん出てくるのでどんどん沼にハマれます。
沼にハマってくれる人が一人でも増えますように(笑)
コメント